名古屋〜京都の上手な利用法
名古屋〜京都は、普通列車で2時間15分程度です。青春18きっぷを利用した移動としては短い区間といえます。
名古屋〜大阪は普通運賃で乗車しても青春18きっぷと値段は大きくは変わりません。そのため、青春18きっぷを利用してもほとんどお得感はありません。
この区間には近鉄も走っており、普通運賃はJRと同額水準。さらに、近鉄の株主優待券を金券店で購入して利用すれば1,500円程度で名古屋から京都を近鉄で移動できます。そのため、この区間を青春18きっぷで利用しようと計画している方は、本当にそれがお得かを考えてからにしましょう。
また、名古屋〜京都間は、青春18きっぷ利用者が多い区間ですので、期間中の利用しやすい列車は混雑します。なかでも大垣〜米原の「関ヶ原越え」は、列車の編成が短く混雑しやすいため、「青春18期間の一番の難所」と言われています。関ヶ原を避けて、関西本線・草津線を利用する方法もありますが、亀山以西が意外と混雑しますし、時間もかかりますので、お勧めしません。
以下では、青春18きっぷで名古屋〜京都を旅行する際のモデルルートとポイントをご紹介します。
モデルルート
名古屋〜大垣〜米原〜京都(全て東海道本線)
ポイント1 青春18きっぷでお得かどうかを確認する
青春18きっぷが手元で余っているなら、名古屋〜京都を普通運賃で乗るよりお得です。しかし、わざわざ5回分の青春18きっぷを購入してまで乗るほど安くはありません。単に安く行くなら、近鉄の株主優待のほうがお得です。
ポイント2 関ヶ原越えは一本待つ覚悟で
大垣〜米原間は列車本数と車両数が少ない区間です。下り、上りのいずれから来ても、接続のいい列車で到着すると、この区間は座れなくなる場合があります。座りたいなら、一本待つ覚悟で予定を組んでおきましょう。ただし、乗車時間は40分ほどなので、駅で待っているよりも、立ってしまうのも手です。
ポイント3 米原からの新快速は増結部分が狙い目
米原から下り新快速に乗る場合、始発列車ではありませんから座れない可能性も。ただし、米原で4両増結する場合が多いので、それを狙えば座れる可能性大です。増結は車両前方(京都方)です。
ポイント4 米原〜京都は快速なら空いている
新快速と違って、快速はとても空いています。米原〜大阪で15分ほど時間がかかりますが、ガラガラだと疲れないものです。
ポイント5 途中で休憩は不要。一気に抜ける
名古屋〜京都は2時間あまり。この程度の時間なら、途中休憩は不要です。ですから、食事休憩もなしでいいでしょう。一気に駆け抜けます。