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名古屋〜博多の上手な利用法

名古屋〜博多は、16時間30分ほどです。早朝に出発して深夜に到着する行程で、完全に丸一日を移動に費やします。途中の乗り継ぎ時間は短く、食事をする時間すら、あまりありません。また、ちょっとでも遅延が発生すると、目的地まで到着できなくなる可能性もあります。

名古屋〜博多は普通運賃で10,000円以上する区間ですので、コストパフォーマンスは抜群。しかし、かなりハードな「修行旅」になることを覚悟してください。

この区間の列車本数は多く、接続もおおむね良好です。ただし、早朝発深夜着でないと実現できない行程ですので、接続パターンはそれほど多くありません。乗り換えは10回程度。乗り遅れたらアウト、という区間もありますので、事前に時刻表で利用する全ての列車を確認しておきましょう。さらに、新幹線の一部区間だけ組み合わせた「ワープ」を使うと効果的だったりします。

以下では、青春18きっぷを利用して名古屋〜博多を移動する際のモデルルートと攻略法、裏技を解説します。

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モデルルート

名古屋〜大垣〜米原〜姫路〜相生〜岡山〜三原〜広島〜岩国〜新山口〜下関〜門司〜博多(東海道本線・山陽本線・鹿児島本線)

ポイント1 できるだけ早く出発する

名古屋発、福岡発いずれの場合も、遅くても8時ごろには出発しないと目的地に到着はできません。余裕を持つなら6時台には出発しましょう。途中の乗り換えを時刻表できちんと確認しておくことも大事です。

ポイント2 新幹線による「ワープ」も検討する

朝早い時間の列車が無理だったりする場合などは、途中で新幹線を使った「ワープ」も考慮しましょう。ただ、普通列車の接続がいいため、わざわざ新幹線に乗り換えても短距離のワープではあまり意味がありません。ある程度の距離で乗りましょう。

効果的なのは、山陽本線が大回りになっている区間をショートカットできる広島〜新山口間。「のぞみ」号を使って一気に抜けると時短効果は抜群です。4000円〜5000円くらいの別途予算が必要になります。

ポイント3 関ヶ原越えは一本待つ覚悟で

大垣〜米原間は、列車本数と車両数が少ない区間です。下り、上りのいずれから来ても、接続のいい列車で到着すると、この区間は座れなくなる場合があります。座りたいなら、一本待つ覚悟で予定を組んでおきましょう。ただし、乗車時間は40分ほどなので、駅で待っているよりも、立ってしまうのも手です。

ポイント4 米原からの新快速は増結部分が狙い目

米原から下り新快速に乗る場合、姫路までの長丁場です。したがって必ず席をゲットする必要があります。始発列車ではありませんが、米原で4両増結する場合が多いので、それを狙えば座れない可能性は小さいでしょう。増結は車両前方(京都方)です。階段からは離れていますので、適度に空いています。

ポイント5 姫路、相生の接続をよく確認しておく

姫路・相生〜岡山間は、普通列車が毎時1本程度運転されるだけです。しかも3両編成なので、座れないことも多いです。峠を超える区間を走りますので揺れも大きく、立っていると、結構つらいです。そのため、この区間に乗るときは、上下線とも20分以上前に到着するようにして、ホームで並んで待ち、座れるようにしましょう。接続列車をよく確認しておくことです。

ポイント6 糸崎・三原乗り換えに注意

糸崎・三原は乗り継ぎ駅です。下りの場合は糸崎で、上りの場合は三原で乗り換えると座りやすいです。

ポイント7 食事ポイントは姫路、岡山、広島がおすすめ

名古屋〜広島間は16時間以上かかりますので、途中、最低1カ所の食事の休憩をとったほうがいいでしょう。食事を取る場合は、乗換駅で取るのが効率的です。

名古屋〜広島間の主要乗換駅は、大垣、米原、姫路、相生、岡山、広島、新山口、下関です。このうち、駅前に飲食店が多いのは姫路、岡山、広島、下関。このどれかの駅で取るのが便利でしょう。

長距離移動なので、本当は食事休憩を2度取りたいところですが、時間に余裕がないため、1度になってしまうでしょう。

ポイント8 途中の食べ物を準備しておく

ワープを使わない場合、当日は早朝から深夜まで列車に乗り続けることになります。途中で買い物をする時間もあまりありませんから、朝、昼、夕の食事代わりになるものを準備しておきましょう。なにしろ16時間以上です。飲み物はホームの自販機で購入できますので、気にしないでも大丈夫でしょう。

ポイント9 トイレに近い車両に乗る

名古屋〜博多の長距離を1日で乗り継ぐには、途中駅での乗り継ぎ時間はあまりありません。そのため、トイレを駅で使う時間すら限られます。できるだけ車内で済ませられるよう、トイレに近い車両に乗りましょう。先頭車両か最後尾車両に付いているケースが多いです。

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