東京〜秋田の上手な利用法
東京〜秋田を青春18きっぷで旅行する場合、複数のルートがあります。
所要時間が最も短いのは、東北・奥羽線ルートで、接続がよければ片道12時間ほどです。
そのほかに、東北線で盛岡まで行って田沢湖線を利用するルートや、東北・奥羽・陸羽東線を通るルート、上越線・羽越線で新潟県を経由するルートもあります。
ルートバリエーションは豊富ですが、どのルートでも距離が長く、列車本数も少ない区間があります。事前に時刻表を調べてから利用しましょう。
以下では、青春18きっぷを利用して東京〜秋田を移動する際のモデルルートや攻略法のポイントをご紹介します。
モデルルート1(東北・奥羽線経由)
上野〜宇都宮〜黒磯〜郡山〜福島〜米沢〜山形〜新庄〜秋田
モデルルート2(東北・田沢湖線経由)
上野〜宇都宮〜黒磯〜郡山〜福島〜仙台〜一ノ関〜盛岡〜大曲〜秋田
モデルルート3(東北・北上・奥羽線経由)
上野〜宇都宮〜黒磯〜郡山〜福島〜仙台〜一ノ関〜北上〜横手〜秋田
モデルルート4(上越・羽越線経由)
上野〜高崎〜水上〜長岡〜新津〜酒田〜秋田
ポイント1 基本は東北・奥羽線経由で
いくつもルートがありますが、接続が比較的良く、距離も短いのは、ルート1の東北・奥羽線経由です。片道13時間程度で到達することが可能です。
それ以外のルートでも、13時間〜15時間程度で到達できます。いずれも、早朝に出発して、当日中にたどり着くのがやっと、という感じですので、計画をしっかり立てておきましょう。
ポイント2 湘南新宿ラインには要注意
東京〜宇都宮までは、湘南新宿ラインを利用する方も多いと思います。ただ、湘南新宿はよく遅れます。余裕をもって乗車しましょう。
ポイント3 黒磯駅近くのスーパーにフードコート
黒磯で待ち時間がある場合は、駅前のヨークベニマルにフードコートがありますので、そこなら安く食事できます。駅構内には蕎麦屋があるだけです。
ポイント4 休憩は仙台、山形で
12〜13時間の長丁場なので、休憩ポイントは事前にしっかり決めておく必要があります。ルート1の場合は山形、ルート2、3の場合は仙台がいいでしょう。駅前に飲食店が豊富です。
これらの休憩予定駅で休憩をしっかり取るには、事前に時刻表を調べておき、最短接続より1本早い乗継で仙台、山形に着いておくといいでしょう。
ポイント5 東北エリアはロングシートを覚悟
東北エリアのJR普通列車は、短編成のロングシート車両が主体です。車内でお弁当を広げて旅をする、というような雰囲気ではありません。ひたすら通勤電車的な車両に乗り続けますので、覚悟をしておきましょう。