青春18きっぷの使い方から裏技まで全部紹介します!

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青春18きっぷのグリーン車利用法

青春18きっぷでは、グリーン券を別途購入すれば、普通列車のグリーン車自由席に乗車することができます。

普通列車で自由席のグリーン車が連結されているのは、ほとんどが首都圏の近郊電車です。ですから、首都圏以外の地方では、青春18きっぷでグリーン車に乗る機会はあまりないでしょう。ここでも首都圏の近郊電車に限定して解説します。

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グリーン車の連結される普通・快速列車が走る主な区間

グリーン車

  • 東海道本線(東京~熱海)
  • 横須賀・総武線(成田空港~千葉〜東京〜久里浜)
  • 上野東京ライン(上野〜東京)
  • 湘南新宿ライン(大宮〜新宿〜横浜)
  • 東北本線(東京〜宇都宮)
  • 高崎線(東京〜高崎〜前橋)
  • 常磐線(品川〜水戸〜高萩)

グリーン券の値段

普通列車のグリーン券の値段は、乗車距離と曜日によって異なります。また、乗車前にグリーン券を購入するか乗車後に購入するかによっても異なります。

◎乗車前に駅でグリーン券を買った場合の値段(事前料金)
乗車距離   平日料金   ホリデー料金
50キロまで  780円    580円
51キロ以上  1000円    800円
※ホリデー料金はおもに土休日に乗車する場合です。

50キロというのは東京駅から大船駅までです。青春18きっぷでこのくらいの距離しか乗らない人は少ないでしょうから、青春18きっぷ利用者はほとんどが51キロ以上の利用になるでしょう。

乗車後に車内でグリーン券を買うと「車内料金」となり、上記より260円高くなります。窓口や券売機が混雑していてグリーン券を買えなかった場合なども、車内料金になります。ホームの自動券売機で購入した場合は「事前料金」です。

グリーン券の購入方法

グリーン券を購入するには、改札口を出て、自動券売機か「みどりの窓口」で購入できます。券売機のほうが手軽でしょう。「みどりの窓口」で購入する場合は、乗車駅と降車駅を告げるだけで大丈夫です。

「スイカ」などを持っている場合は、駅のホーム上にあるグリーン券専用の自動券売機で「スイカグリーン券」(カード内に、グリーン券の情報を書き込む)を買うことができます。スイカなどを挿入して、乗車駅と下車駅を押すだけです。

グリーン車は検札がある

グリーンアテンダントという客室乗務員が車内検札をします。「紙のグリーン券」を持っている場合、アテンダントが実際にグリーン券をチェックします。

「スイカグリーン券」の場合は、乗客が自らスイカ本体を各座席の天井にあるスイカの読み取り部(リーダー)にかざします。読み取り部にかざすとランプが点滅しながら赤色から緑色に変わります。これで検札は終了です。アテンダントによるチェックはありません。他の列車に乗り換える際は、降車時にスイカをリーダーにかざしてください。

乗っても、満席で座る席がない場合

自由席のグリーン車なので、ごくまれに満席の場合があります。グリーン車を諦めて普通車に移動する場合は、車掌やアテンダントに伝えれば、グリーン券は払い戻してもらえます。ただし、その場で払い戻すことはできません。

立っていても、グリーン車に残るならグリーン料金はかかります。

グリーン車を乗り継ぐ

東京近郊であれば、改札口を出ない限り、原則として1枚のグリーン券で列車を乗り継ぐことができます。この方法を使うと、熱海〜宇都宮・高崎・千葉などの長距離をグリーン券1枚で移動することができますので、たいへんお得です。

ただし、乗り継げるのは順方向のみです。異なる方向へは乗り継げません。また、グリーン車の運転がない区間を間に挟む場合も乗り継げません。

※乗り継げない例
 高崎→大宮→宇都宮
 上野→赤羽→横浜
 大宮→東京→千葉
 東京→横浜→新宿
 成田空港→千葉→君津
 伊東→熱海→沼津
 水戸→上野→大宮  

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