青春18きっぷ研究所

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券の使い方

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は、青春18きっぷユーザーが本州と北海道間を移動する際に利用できるチケットです。北海道新幹線の新青森~木古内間と、道南いさりび鉄道木古内~五稜郭間に乗車できます。

このオプション券を使うことにより、青春18きっぷユーザーも、本州・北海道間(津軽海峡区間)を移動できます。

同様のチケットは、秋の乗り放題パスにも設定されていて、使い方は基本的に同じです。ここでは、北海道新幹線オプション券の基本ルールと値段など詳細をご説明しましょう。

北海道新幹線オプション券の基本ルール

北海道新幹線オプション券の基本ルールは以下の通りです。

  • 本州・北海道間(新青森~木古内~五稜郭間)で有効。
  • 北海道新幹線新青森~木古内間の普通車の空いている席、および道南いさりび鉄道線木古内~五稜郭間の普通列車が利用できる。
  • 1枚につき片道1回のみ利用できる。乗り放題ではない。
  • 北海道新幹線と道南いさりび鉄道線との利用行程が連続していることが必要。
  • 「青春18きっぷ」または「秋の乗り放題パス」との同時利用が必要。
  • 有効期間は乗車日当日限り。
  • 道南いさりび鉄道での途中下車前途無効。木古内、五稜郭では下車可能。
  • 北海道新幹線新青森~木古内間以外の区間にまたがって、新幹線に乗車する場合には、新幹線乗車全区間の運賃および料金が別に必要。
  • 価格は4,100円。(秋の乗り放題パスの2024年版は2,490円。こども用1,240円もあり)
  • 全国のJR駅窓口などで発売。 利用日当日の購入も可能。

北海道新幹線

北海道新幹線オプション券の使い方のポイント

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を利用する場合は、新青森~(北海道新幹線)~木古内~(道南いさびり鉄道普通列車)~五稜郭・函館と乗り継ぎます。以前は奥津軽いまべつ駅で津軽線の津軽二股駅を乗り継ぎましたが、2024年度冬季分よりルールが変更になっています。

津軽線の蟹田~津軽二股間は2022年夏の豪雨で被災して、代行バスが運行しています。この代行バスには青春18きっぷで乗車できます。

ただし、木古内での乗り継ぎの接続は悪いので、事前に時刻表をよく調べて、乗り継ぎを確認しておくといいでしょう。

なお、オプション券の有効期間は1日間なので、新青森~五稜郭を1日で乗り切る必要があります。現実的には、新青森~函館を1日で旅行するきっぷと考えましょう。

このオプション券は青春18きっぷ(または秋の乗り放題パス)との併用が条件です。北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」は全席指定席ですが、空いている普通車の空席に座ることができます。