青春18きっぷ研究所

京都〜松江・出雲市の上手な利用法

京都〜松江・出雲市は、普通・快速列車で10~11時間程度です。早朝に出発して、到着するのが夕方から夜になるという、丸一日かかる行程です。

伯備線ルート(岡山経由)と山陰本線ルート(鳥取経由)があり、所要時間に大きな違いはありません。いずれも列車本数の少ない区間がありますので、事前に時刻表を確認して旅行しましょう。

ここでは、京都~松江・出雲市間を青春18きっぷで上手に利用するためのポイントとモデルルートを簡単にまとめました。

京都~松江・出雲市のモデルルート

213系伯備線

京都~松江・出雲市間を青春18きっぷで旅行する際のモデルルートは、以下の通りです。

【東海道・山陽本線、伯備線】京都~姫路~相生~岡山~新見~米子~松江~出雲市
【山陰本線】京都~園部~豊岡~鳥取~米子~松江~出雲市

伯備線ルートは、東海道・山陽本線で岡山にいたり、伯備線に乗り換えて米子に出ます。山陰本線ルートは、京都からひたすら山陰本線をたどります。

ポイント1 事前に乗り継ぎをよく確認する

伯備線ルートと山陰本線ルートのどちらの乗り継ぎがいいかは、出発する時間帯により異なります。伯備線ルートは岡山~米子間で列車本数が少なく、山陰本線は城崎温泉~鳥取間で列車本数が少ないので、そこをうまく乗り継げると、短い時間で到着できます。事前に乗り継ぎをよく確認のうえ、出発しましょう。

ポイント2 姫路、相生の接続をよく確認しておく

姫路・相生〜岡山間は、普通列車が毎時1本程度運転されるだけです。しかも3両編成なので、座れないことも多いです。峠を超える区間を走りますので揺れも大きく、立っていると、結構つらいです。

そのため、この区間に乗るときは、上下線とも、一本早めに到着するようにして、ホームで並んで待ち、座れるようにしましょう。接続列車をよく確認し、1本遅らせるスケジュールを組むことも検討しましょう。

ポイント3 伯備線乗車前は余裕をもって並ぶ

伯備線岡山~新見~米子間は、合計で4時間近くかかります。しかも、途中に大きな駅が少ないため、利用者の乗降も少なく、席に座れないと大変なことになるかも。各駅での乗車時に、早めにホームに行って並びましょう。

ポイント4 休憩ポイントは岡山、城崎温泉、鳥取がおすすめ

京都〜松江・出雲市間は10~11時間程度かかりますので、途中に休憩を挟むといいでしょう。伯備線ルートは、駅前に商業施設のある岡山での休憩がおすすめです。下りの場合は、伯備線の列車を決めて、1本速い列車で岡山駅に到着して、食事などを済ませるといいでしょう。上りは、伯備線で到着後、山陽本線の列車を1本遅らせると休めます。

山陰本線は、乗り換え駅なら豊岡駅か鳥取駅で食事をするのがいいでしょう。あるいは、城崎温泉駅で途中下車するのもおすすめです。駅から温泉街にかけて、観光客向けの飲食店が多数あります。