青春18きっぷ研究所

名古屋〜神戸の上手な利用法

名古屋〜神戸(三ノ宮)は、普通・快速列車で3時間10分程度です。青春18きっぷを利用した旅行としては短い区間です。

行程の大部分を占める名古屋〜大阪間は、青春18きっぷ利用者が多い区間ですので、期間中の利用しやすい列車は混雑します。なかでも大垣〜米原の「関ヶ原越え」は、列車の編成が短く混雑しやすいため、「青春18期間の一番の難所」と言われています。

ここでは、名古屋~神戸間を青春18きっぷで上手に利用するためのポイントとモデルルートを簡単にまとめました。

名古屋~神戸のモデルルート

221系新快速

名古屋~神戸間を青春18きっぷで旅行する際のモデルルートは、以下の通りです。

【東海道本線】名古屋~大垣~米原~三ノ宮

名古屋~神戸間は、東海道本線を利用します。乗換駅は大垣、米原の2駅で、所要時間は3時間10分程度です。

ポイント1 青春18きっぷがお得か検討する

名古屋~神戸間は、JRで定価のきっぷを買うと4,000円以上しますので、青春18きっぷ利用がお得です。

しかし、近鉄も走っていて、株主優待券を金券店で購入して利用すれば1,700円程度で近鉄名古屋から大阪難波を近鉄で旅行できます。そこから阪神電車に乗れば、名古屋~三ノ宮間が2,100円程度で旅行できますので、青春18きっぷより安い場合もあります。

そのため、この区間を青春18きっぷで利用しようと計画している方は、本当にそれがお得かを考えてからにしましょう。

ポイント2 関ヶ原越えは一本待つ覚悟で

大垣〜米原間は「関ヶ原越え」と呼ばれる区間で、列車本数と車両数が少ないです。下り、上りのいずれから来ても、接続のいい列車で到着すると、この区間は座れなくなる場合があります。座りたいなら、一本待つ覚悟で予定を組んでおきましょう。とはいえ、乗車時間は40分程度ですから、駅で待っているよりも、立ってしまうのも一つの方法です。

ポイント3 米原~神戸間は新快速を利用する

米原~神戸間は新快速を利用すると便利ですが、この区間を直通する新快速は毎時1本しかありません。そのため、事前に調べるときは、この区間で新快速を利用できる乗り継ぎを調べるといいでしょう。

ポイント4 米原からの新快速は増結部分が狙い目

米原から下り新快速に乗る場合、始発列車ではありません。ただし、米原で4両増結する場合が多いので、それを狙えばいい席をゲットできます。増結は車両前方(神戸方)です。階段からは離れていますので、適度に空いています。

ポイント5 途中休憩は不要。一気に抜ける

名古屋〜神戸は3時間あまり。この程度の時間なら、途中休憩は不要です。ですから、食事休憩もなしでいいでしょう。一気に駆け抜けます。