東京〜金沢の上手な利用法
金沢駅にはJRの在来線が発着していません。新幹線のみの発着です。したがって、東京~金沢間を青春18きっぷだけでアクセスすることはできません。富山または敦賀から第三セクター鉄道を使うのが基本ルートとなります。
ここでは、東京~金沢間を青春18きっぷで上手に利用するためのポイントとモデルルートを簡単にまとめました。
東京~金沢のモデルルート
東京~金沢間を青春18きっぷで旅行する際のモデルルートは、以下の通りです。
【東海道・高山線】東京~熱海~浜松~豊橋~岐阜~高山~富山~(あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道)~金沢
【東海道・北陸線】東京~熱海~浜松~豊橋~大垣~敦賀~(ハピラインふくい、IRいしかわ鉄道)~金沢
東海道・高山線ルート(富山経由)の場合、東海道線、高山線、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道を利用します。富山~金沢間は別運賃が必要です。東海道・北陸線ルート(敦賀経由)の場合、敦賀~金沢間が別運賃となります。
富山経由の場合、別運賃は1,290円です。敦賀経由の場合は2,730円です。所要時間は、富山経由で14時間、敦賀経由で13時間、富山経由で15時間です。
ポイント1 青春18きっぷで金沢には行けない
北陸新幹線開業により、金沢駅にJRの在来線の発着はなくなりました。そのため、青春18きっぷは金沢駅では利用できなくなっています。すなわち、青春18きっぷで金沢へ行くことはできません。
ポイント2 特例も使いにくい
青春18きっぷには特例があります。北陸方面の特例を使えば、富山経由で七尾線に乗ることができます。このとき、富山~津幡間は特例で第三セクターに乗ることができます。ただし、この特例は七尾線に乗るためのもので、金沢を訪れるためではありません。したがって、この特例を使うには、富山から津幡で降り、七尾線に乗り換える必要があります。
つまり、次の中津幡まで乗れば、特例を活用できる形です。そのため、富山~津幡~中津幡~金沢と乗り継げば、津幡~金沢間のみの追加運賃で利用できます。この特例の意味がわからない方は、こうした使い方はしないほうがいいでしょう。
ポイント3 越美北線特例もあるが
敦賀経由の場合、越美北線を利用するのであれば、敦賀~越前花堂間で青春18きっぷを利用できます。こちらの場合も、越美北線に少なくとも一駅乗って、折り返すことで、越前花堂~金沢間の追加運賃のみで、金沢まで行くことができます。
ポイント4 新幹線利用も考える
富山~金沢間、または敦賀~金沢間で北陸新幹線を利用する方法もあります。第三セクター鉄道線を使うより高いですが、そのぶんスムーズです。