青春18きっぷ研究所

東京〜名古屋の上手な利用法

東京〜名古屋の所要時間は約6時間30分です。午前中遅い時間に出発しても、夕方には到着できますから、利用しやすく難易度は低いといえます。

ただし、東海道本線の東京〜名古屋間は、青春18きっぷ利用者がもっとも多い区間の一つですので、期間中、利用しやすい列車はとても混雑します。また、熱海〜浜松間は快速列車もなく、編成も短く、細かい乗り換えがあったりして、少し面倒です。

快適に移動するには、混雑を避ける列車を利用して座席をしっかり確保することです。ここでは、東京~名古屋間を青春18きっぷで上手に利用するためのポイントとモデルルートを簡単にまとめました。

東京~名古屋のモデルルート

E233系東海道線

東京~名古屋間を青春18きっぷで旅行する際のモデルルートは、以下の通りです。

【東海道本線】東京~熱海~浜松~豊橋~名古屋

東京~名古屋間は、東海道本線を利用します。乗り換え駅は、おおむね熱海、浜松、豊橋の3駅です。時間帯により、沼津でも乗り換えが生じることもあります。

ポイント1 熱海駅は中央寄りに移動しておく

ほとんどの列車が熱海駅で乗り換えです。熱海駅では、別ホームの乗り換えになりますので、階段位置に近い中央寄りで降りるといいでしょう。

ポイント2 熱海〜浜松直通列車は1本遅らせる

熱海〜浜松間は、列車の両数が少なく混雑する区間です。できれば、直通列車に乗って座ってすごしたいもの。始発駅(熱海または浜松)で一本遅らせてもよいので、直通列車を狙って席を確保しましょう。

ポイント3 豊橋~名古屋間は「新快速」「快速」を利用

豊橋~名古屋間には「新快速」や「快速」が走っています。普通列車に比べると所要時間が30分以上違いますので、普通列車が先発する場合でも、「新快速」「快速」を狙うと早く着けます。「新快速」と「快速」の所要時間はほとんど同じです。

ポイント4 ホームライナーを活用する

沼津〜静岡~浜松間には、朝夕のラッシュ時に「ホームライナー」が運転されます。おもに373系特急型車両が使われます。乗車整理券330円がかかりますが、静岡県の横断には重宝します。一部列車は土休日運転(または運休)です。 

ポイント5 グリーン車を活用する

東京~熱海間の列車にはグリーン車が連結されています。別途グリーン料金がかかりますが、混雑する東京近郊を、座って快適に旅行できます。グリーン券はSuicaで購入すると安くなります。