東京〜新潟の上手な利用法
東京〜新潟は、高崎・上越・信越線で6時間半ほどです。途中の水上〜越後湯沢間の列車本数が極端に少なく、旅程はこの区間の接続を最優先に考えます。この区間以外は、1時間に1本程度の列車があり、待ち時間も少なく効率的に移動できます。
ここでは、東京~新潟間を青春18きっぷで上手に利用するためのポイントとモデルルートを簡単にまとめました。
東京~新潟のモデルルート
東京~新潟間を青春18きっぷで旅行する際のモデルルートは、以下の通りです。
【高崎・上越・信越線】東京~高崎~水上~越後湯沢~長岡~新潟
東京~高崎間が高崎線(上野東京ライン、湘南新宿ライン)です。高崎~長岡間が上越線、長岡~新潟間が信越線です。
最も乗り換えが少ない乗り継ぎでは、高崎、水上、長岡の3箇所で乗り換えるだけです。時間帯により、越後湯沢で乗換が生じることも多いです。
ポイント1 水上~越後湯沢間の時刻にあわせて出発する
上越線の水上~越後湯沢間は列車本数が極端に少なく、定期列車は1日5往復程度です。青春18きっぷ期間中は臨時列車が運行することも多いですが、それでも最大8往復程度です。
東京~新潟の乗り継ぎでみた場合、日中時間帯の有効な乗り継ぎパターンはわずかです。時刻表の乗り継ぎを確認してから出発しましょう。
下りの場合、昼間にこの区間を利用するには、水上13時32分発の列車しかありません。これには新宿発10時11分(土休日14分)の湘南新宿ラインが接続しています。しかし、この接続はとても混みます。できれば、水上09時43分発か17時50分発を選びましょう。この場合、上野6時台か14時台の列車で出発します。
上りの場合は、長岡10時30分発と13時50分発、16時32分発の3本が水上まで直通して便利です。このうち長岡10時30分発が比較的空いています。
ポイント2 高崎〜水上間は前寄りに乗車する
上越線のネックは水上〜越後湯沢間です。下りでこの区間で座るには、水上駅での乗り換えがポイントです。
理想は一本前の列車で水上駅に着くことですが、その場合、水上駅で1時間も待たなければなりません。そんなに待ちたくないのなら、高崎〜水上間の列車は前寄りの車両に乗りましょう(3両編成の場合は先頭車両)。水上駅は跨線橋を渡っての接続になりますが、前より車両が跨線橋に近いです。
ポイント3 高崎~越後湯沢間はワープも検討
列車本数の少ない水上~越後湯沢間を避けるには、高崎~越後湯沢間をワープしてしまう方法もあります。ただし、自由席で3,560円がかかります。青春18きっぷ2,410円とあわせて6,000円くらいになってしまうので、それならえきねっとトクだ値で、東京~新潟間の全てで新幹線を利用してしまってもいいかもしれません。
ポイント4 食事するなら高崎、水上、長岡で
水上~長岡間を直通列車に乗る場合、食事を取るなら水上がちょうどいいです。下りは早めに水上に着いて食事をして、長岡行きの列車に余裕をもって乗ることができます。上りも長岡に早めに着いて食事を済ませれば、水上行きの列車の席を確保しやすくなります。
ただ、水上駅前の飲食店は多くありません。旅行者向けの店があるので、食べるのには困りませんが、食事のバリエーションや楽しみというのであれば、高崎や越後湯沢で取るのもいいでしょう。高崎は駅周辺に飲食店が多くありますし、越後湯沢は駅構内が充実しています。
ポイント5 越後湯沢で入浴休憩もアリ
越後湯沢には温泉が湧いています。駅近くには、有名な江神温泉共同浴場もありますので、立ち寄って休憩してみるのもいいでしょう。江神温泉は午後からしか空いていませんが、温泉旅館のなかには午前中から日帰り入浴を受け付けている施設もあります。
ポイント6 グリーン車を活用する
東京・新宿~高崎間の列車(上野東京ライン・湘南新宿ライン)にはグリーン車が連結されています。別途グリーン料金がかかりますが、混雑する東京近郊を、座って快適に旅行できます。グリーン券はSuicaで購入すると安くなります。