青春18きっぷの販売枚数と売上高
青春18きっぷはJR6社で販売されています。その販売枚数や売上高は正確には公表されていません。ただ、JR各社の資料や報道などから、断片的に知ることはできます。
青春18きっぷに関するデータはあまり多くはありませんが、ここでは販売枚数と売上高について紹介します。
青春18きっぷの販売枚数(JR東日本販売分のみ。単位:枚)
JR東日本は2016年度まで青春18きっぷの自社販売枚数を公表していました。その数字は以下の通りです。
- 1999年度 259,316
- 2000年度 254,041
- 2001年度 251,814
- 2002年度 265,724
- 2003年度 261,882
- 2004年度 252,177
- 2005年度 248,788
- 2006年度 355,133
- 2007年度 303,631
- 2008年度 329,346
- 2009年度 281,456
- 2010年度 238,954
- 2011年度 242,666
- 2012年度 256,786
- 2013年度 277,953
- 2014年度 293,048
- 2015年度 300,304
- 2016年度 312,930
(※2006年度「青春18きっぷ」には「JR発足20周年・青春18きっぷ」を含む)
データ:東日本旅客鉄道
青春18きっぷの販売枚数(全国販売分。概数)
メディアで報じられた青春18きっぷの販売枚数をピックアップしてみました。
- 2009年度 74万枚
- 2010年度 62万枚
- 2011年度 63万枚
- 2012年度 65万枚
- 2013年度 67万枚
- 2014年度 69万枚
- 2015年度 71万枚
- 2016年度 73万枚
- 2018年度 71万枚
- 2019年度 61万枚
データ:朝日新聞西部本社2014年7月26日付夕刊、神奈川新聞2015年3月15日朝刊、朝日新聞2016年8月11日付朝刊、毎日新聞2017年11月18日大阪地方面、SankeiBiz 2021年2月10日
青春18きっぷの売上高
上記のデータから、青春18きっぷの全国の総販売枚数は、おおむね年間60万枚から70万枚程度であることがわかります。
仮に年間70万枚と仮定すると、青春18きっぷの定価(12,050円)を乗じると、総売上高は年間約84億円となります。
年度により販売枚数は異なりますが、ざっくりいうと、青春18きっぷの全国の売上高は、約80億円と推定できます。JRは6社ありますので、JR1社あたりでは約13億円となります。
ただ、青春18きっぷの売上をJR各社でどう分配しているかは定かではありません。それについては、以下の記事をご覧ください。