京都〜金沢の上手な利用法
京都〜金沢は片道4時間30分ほどです。行程の約半分の距離にあたる京都〜敦賀間は「新快速」列車が1時間に1本ありますので、これを利用すれば効率的に移動できます。
乗り換えは敦賀、福井の2カ所が標準的です。どの区間も列車の運転間隔は約1時間ごとなので、接続もおおむね良好です。
時間帯によっては敦賀で1度乗り換えるだけで到着することも可能です。普通運賃なら5000円弱の区間ですので、青春18きっぷなら約半額で移動できます。
使用している車両は京都〜敦賀の「新快速」が転換式クロスシート車。北陸本線の敦賀〜金沢も転換クロスシート車が増えており、座ってしまえばきわめて快適です。
ということで、京都〜金沢は、距離も時間も適度で、車両も良いということで、青春18きっぷのライトユーザーでも気軽に使える区間です。
以下では、青春18きっぷを利用して京都〜金沢を移動する際のモデルルートや攻略法、裏技などを解説します。
モデルルート
京都〜敦賀〜福井〜金沢
ポイント1 「新快速」の時間にあわせて計画を立てる
京都〜敦賀間を直通する「新快速」は1時間に1本だけです。京都から出発する場合は、この列車にあわせて計画を立てましょう。
金沢から出発する場合は、どの列車に乗ってもおおむね敦賀で「新快速」に接続するので、それほど気にしなくても構いません。
ポイント2 「新快速」は「湖西線経由」を選ぶ
敦賀行きには「米原経由」と「湖西線経由」がありますが、「湖西線経由」を選びましょう。日中の列車のほとんどは湖西線経由ですが、夕方には米原経由があります。米原経由の方が20分ほど時間がかかります。できれば、湖西線経由の「新快速」の走っている昼間の時間帯に移動しましょう。
ポイント3 京都から乗る場合は、原則として前4両に乗る
「敦賀新快速」は、4両のみが敦賀まで走ります。京都発の場合は、前4両のみが敦賀行きで、それ以外は途中で切り離します。ただし午前中の一部列車(平日の京都7時45分発)のみ後4両が敦賀行きです。気を付けましょう。敦賀から乗る場合は、全車両が京都まで行きますので、気にしないで大丈夫です。
ポイント4 「新快速」には早めに行って良席をゲット!
京都〜敦賀間は1時間の長丁場ですから、早めに駅に行って並ぶことも肝心です。京都駅から乗るときは、発車10分前には並んでおきましょう。それでも座れない場合がありますので、最悪は立つ覚悟で乗りましょう。
敦賀から京都方面に乗るときは、敦賀駅で座れないことは少ないですが、早めに並んでおくといい席が取れます。敦賀発の乗客は京都まで乗り通すことも多いので、敦賀で良席を取れないと、京都までそのまま、というケースが多いです。
ポイント5 金沢〜敦賀直通列車を狙う
京都〜金沢間を移動する際は、だいたい敦賀と福井の2駅での乗り換えが必要です。ただし、朝夕は敦賀〜金沢の直通の普通列車もあります。これを利用すれば、途中敦賀一回の乗り換えで移動できます。総所要時間はあまり変わりませんが、乗り換えが少ないと楽です。
ポイント6 敦賀〜金沢間の列車の編成は短いので注意
敦賀〜金沢間の普通列車は、最短2両編成です。座るためには、乗り継ぎの際に早めに移動することが大事。乗り継ぎ時間に余裕があるときでも、発車10分前には乗車しておきましょう。
ポイント7 途中の食事は福井が狙い目
片道5時間ですので、途中に食事をせずとも移動することは可能。ただ、午前中の普通の時間に出発すると、途中でおなかが空きます。その場合は、乗換駅で食事することになりますが、敦賀よりも福井の方が駅前飲食店は豊富です。
ポイント8 敦賀での食事は「アル・プラザ敦賀」で
中間点の敦賀駅のほうが食事するタイミングは合います。敦賀駅近くでは、駅前をまっすぐ5分ほど歩くと「アル・プラザ敦賀」というショッピングセンターがありますので、マクドナルドやフードコートがあります。