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ムーンライト信州の利用法と裏技

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「ムーンライト信州」は、新宿と白馬(長野県)を結ぶ夜行快速列車で、登山やスキーシーズンの週末などに1日1本が運転されています。

この列車に乗ると、東京〜松本間なら乗り換えなしで移動できます。また、松本で乗り換え7時半には長野に着くことができます。

ここでは、快速「ムーンライト信州」の時刻表、運転日、料金、裏技などをご紹介します。

2018年冬を最後に、運転日が設定されていません。

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「ムーンライト信州」の特徴

「ムーンライト信州」の利用者の主要目的は登山です。そのため、終点白馬駅では、北アルプスの各方面へのバスが接続していて、早朝から登山口に着くことができます。「ムーンライトながら」が東海道線沿線の都市間移動が主なのに対し、「信州」は趣を異にします。そのため、鉄道ファンよりもハイカーの利用者が多いという特徴もあります。冬にはスキーヤーにも利用されています。

ムーンライト信州には、上り(新宿行き)の設定が原則としてありません。登山列車の性格上、帰りは夕方の特急で帰る人が多いためと思われます。ちなみに、ムーンライト信州の使用車両は、上りは松本発の臨時特急「あずさ」に使われることが多いです。

「ムーンライト信州91号」時刻表と運転日

【時刻表】
新宿23:54→立川0:29→八王子0:40→甲府2:23→富士見3:25→茅野3:42→上諏訪3:50→下諏訪3:55→岡谷4:01→塩尻4:21→松本4:35→豊科4:48→穂高4:54→信濃大町5:11着→神城5:34→白馬5:40着(2018年の時刻表です)

【2019年の運転日】
 未定

ムーンライト信州の2018年の運転日は「ムーンライト信州2018年の最新情報」に掲載してあります。

「ムーンライト信州」の料金

「ムーンライト信州」は快速なので、特急券などは不要です。ただし、全車指定席ですので、青春18きっぷ(または乗車券)のほかに座席指定券が必要です。520円(閑散期は320円)です。混雑期には指定券が売り切れやすいので注意です。

「JR時刻表」

「ムーンライト信州」の予約法

「ムーンライト信州」は全車指定なので、座席指定券が必要です。指定券を購入することで、座席の「予約」ができます。指定券購入以外の予約方法はありません。

「ムーンライト信州」のチケット購入法

「ムーンライト信州」のチケット(指定券)は、全国のJR駅のみどりの窓口で購入できます。

「ムーンライト信州」の指定券の発売開始は乗車日の1ヶ月前の午前10時からです。なお、「1ヶ月前」とは始発駅を出る日の1ヶ月前です。また前月に該当日がない日(31日など)はその月の1日です。

「ムーンライト信州」は、夜行列車ですので、乗車日の日付については注意しましょう。同じ列車でも日付をまたいだ先の駅から乗車するときは、乗車日も1日ずれます。0時以降に発車する途中駅(立川以西など)からの指定券を購入する際は、日付にくれぐれも注意してください。

「ムーンライト信州」のインターネット予約

「ムーンライト信州」のインターネット予約は JR東日本「えきねっと」で可能です。えきねっとは、JR東日本の会員制サービスで、クレジットカードを持っていれば誰でも無料で会員になり利用できます。

利用方法は、「えきねっと」で「ムーンライト信州」の指定券を予約し、クレジットカードで決済すると、それをJR東日本の駅窓口や券売機で当日まで引き取ることができます。引き取った指定券で「ムーンライト信州」に乗車できます。

予約した指定券の引き取りはJR東日本の駅でしかできませのでJR東日本以外のエリアに住んでいる方は、使いづらいです。ただし、会員登録は全国から可能ですし、JR東日本エリア外の方でも帰りの分(東京発)なら当日の23時までにJR東日本の駅できっぷを引き取ればいいので、利用は可能です。

JR東日本「えきねっと」

ムーンライト信州の車両

ムーンライト信州で使用されているのは189系という車両です。特急「あずさ」として今も使われているもので、古いタイプですが特急用車両です。座席もきちんとリクライニングします。

立川まで別のきっぷを用意する裏技

青春18きっぷは、午前0時から有効日が切り替わります。そのため、列車に乗っている最中に日付が変わる場合、0時を過ぎて最初に停車する駅が、青春18きっぷの日付の境目になります。 

「ムーンライト信州」で下り(新宿→白馬)に乗る場合、日付が変わってから最初に停車するのは立川なので、立川が日付が変わる駅になります。 つまり、青春18きっぷを利用する場合、立川までに1日分、立川からに1日分、合わせて2日分を用意する必要があります。

たとえばその日の旅行が新宿駅から始まるとすると、新宿から立川までで1日分、立川から先で1日分を使うことになります。新宿〜立川のJR運賃は470円ですから、普通にきっぷを買った方が、この区間だけのために青春18きっぷ1日分(2,370円)を使うよりは安くなります。

したがって、乗車駅から立川までの切符で改札に入り、立川を出た後に車掌に青春18きっぷにスタンプを押してもらったほうがお得です(もちろん、青春18きっぷは車内では買えませんから、あらかじめ用意しておく必要があります)。

「ムーンライト信州」をもっと安く利用する裏技

「日付が変わる駅」までのお金を、さらに少しでも節約する方法があります。新宿23時40分発の中央線快速高尾行に乗ると、三鷹が0時01分発で日付を越えます。この列車に乗り続けると立川に0時21分に到着し、立川0時29分発の「ムーンライト信州」に乗り継げます。

この場合、日付の変わる新宿〜三鷹間の運賃220円を別に用意すればいいということになります。新宿〜立川間の470円よりも安くすみます。

したがって、「新宿→三鷹210円」+「青春18きっぷ1日分」で旅行できます。

土休日はダイヤが変わります。新宿発が23時39分になり、日付の変わる駅が武蔵小金井になります。この場合は、「新宿→武蔵境310円」+「青春18きっぷ1日分」となります。

ただし、この方法は、中央快速に遅延が発生した場合、立川での乗り継ぎが危うくなる危険があります。最悪の場合、中央快速の遅延により途中駅で「ムーンライト信州」の待避(追い越し)に遭って乗り遅れる可能性すらあります。

そのリスクを小さくするには、あらかじめ三鷹駅まで行っておき、0時を過ぎてから入場し、来た列車に乗る、というものです。中央線に遅延が発生していても、先発列車で立川に着きさえすれば、後続の「ムーンライト信州」に間に合う可能性が高くなります。

「ムーンライト信州」快適な利用法

以下のものを用意するとよいでしょう。
アイマスク 「ムーンライト信州」は一晩中車内は明るいままです。ですから、眠りたいならアイマスクは必要です。
ネックピロー
 首を固定すると眠るとき楽です。ネックピローはあると便利でしょう。
耳栓
 車内はそれほどうるさくはありませんが、若い人が多い列車なのでうるさいこともありますし、電車のレール音がうるさいことがあります。持っていくと多少は寝付きが楽になるでしょう。
食べ物、飲み物
 深夜を走る列車なので、途中で車内販売などはありませんし、駅の売店も始発駅以外は閉まっています。飲み物は途中駅で自動販売機で買えますが、食べ物は手に入りません。

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