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ムーンライトながらの利用法と裏技

>>指定券の入手法はこちら

「ムーンライトながら」は、東京と大垣(岐阜県)を結ぶ夜行快速列車で、 青春18きっぷの発売期間に1日1往復が運転されてきました。しかし、2020年春を最後に運行休止となり、2021年1月に廃止が正式発表されました。

この列車に乗ると、東京・名古屋間なら乗り換えなしで移動でき、東京と京阪神間を移動するのにも便利でした。さらに乗り継げば、普通列車だけで夜までに九州に到達も可能でした

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「ムーンライトながら」の時刻表と運転日

ムーンライトながらは、2020年春の運転が最後となり、2021年1月22日に廃止が正式発表されました。参考までに、2020年春の時刻表と運転日を記載します。

【2020年春・時刻表】
東京23:10→05:09名古屋05:11→大垣05:45
大垣22:48→23:18名古屋23:20→東京05:05

【2020春・運転日】
東京発 23:10  3/20-28
大垣発 22:48  3/21-29

その他、「ムーンライトながら」の2020年の情報は「ムーンライトながら2020年の最新情報」をご覧ください。

「ムーンライトながら」の料金

「ムーンライトながら」は快速なので、特急券などは不要です。ただし、全車指定席ですので、青春18きっぷ(または乗車券)のほかに座席指定券が必要です。530円(閑散期は330円)です。ただし、混雑期には指定券が売り切れやすいので注意です。

「JR時刻表」

「ムーンライトながら」の予約法

「ムーンライトながら」は全車指定なので、座席指定券が必要です。指定券を購入することで、座席の「予約」ができます。指定券購入以外の予約方法はありません。

「ムーンライトながら」のチケット購入法

「ムーンライトながら」のチケット(指定券)は、全国のJR駅のみどりの窓口で購入できます。

「ムーンライトながら」の指定券の発売開始は乗車日の1ヶ月前の午前10時からです。なお、「1ヶ月前」とは始発駅を出る日の1ヶ月前です。また前月に該当日がない日(31日など)はその月の1日です。

「ムーンライトながら」は、夜行列車ですので、乗車日の日付については注意しましょう。同じ列車でも日付をまたいだ先の駅から乗車するときは、乗車日も1日ずれます。0時以降に発車する途中駅(大垣行きの小田原以西など)からの指定券を購入する際は、日付にくれぐれも注意してください。

「ムーンライトながら」のインターネット予約

「ムーンライトながら」のインターネット予約はJR東日本「えきねっと」で可能です。えきねっとは、JR東日本の会員制サービスで、クレジットカードを持っていれば誰でも無料で会員になり利用できます。

利用方法は、「えきねっと」で「ムーンライトながら」の指定券を予約し、クレジットカードで決済すると、それをJR東日本の駅窓口や券売機で当日まで引き取ることができます。引き取った指定券で「ムーンライトながら」に乗車できます。

予約した指定券の引き取りはJR東日本の駅でしかできませのでJR東日本以外のエリアに住んでいる方は、使いづらいです。ただし、会員登録は全国から可能ですし、JR東日本エリア外の方でも帰りの分(東京発)なら当日の23時までにJR東日本の駅できっぷを引き取ればいいので、利用は可能です。

ムーンライトながらの車両

「ムーンライトながら」で最後に使用されたのは185系という車両です。伊豆方面への特急「踊り子」や、首都圏の「ホームライナー」などで使われてきたもので、古いタイプですが特急用車両です。座席もきちんとリクライニングします。以前は183・189系車両でしたが、2013年冬季より185系になりました。

なお、185系ながらは、4号車と5号車の間に運転室があり、通り抜けができません。間違った車両に乗ってしまうと、走行中は通り抜け移動ができません。

下りは小田原まで別の切符を用意する

青春18きっぷは、午前0時から有効日が切り替わります。そのため、列車に乗っている最中に日付が変わる場合、0時を過ぎて最初に停車する駅が、青春18きっぷの日付の境目になります。 

「ムーンライトながら」で下り(東京→大垣)に乗る場合、日付が変わってから最初に停車するのは小田原なので、小田原が日付が変わる駅になります。 つまり、青春18きっぷを利用する場合、小田原までに1日分、 小田原からに1日分、合わせて2日分を用意する必要があります。

ただ、たとえばその日の旅行が東京から始まるとすると、東京から小田原までで1日分、小田原から先で1日分を使うことになります。東京〜小田原のJR運賃は1520円ですから、普通にきっぷを買った方が、この区間だけのために青春18きっぷ1日分(2410円)を使うよりは安くなります。

したがって、乗車駅から小田原までの切符で改札に入り、小田原を出た後に車掌に青春18きっぷにスタンプを押してもらったほうがお得です(もちろん、青春18きっぷは車内では買えませんから、あらかじめ用意しておく必要があります)。

上りは豊橋まで別のきっぷを用意する

上り(大垣→東京)では、日付の変わる駅は豊橋(愛知県)です。 その日の旅行が名古屋からならば、下りの場合と同じく豊橋までは普通乗車券を用意して、豊橋から青春18きっぷを使うといいでしょう。より安くしたいなら、豊橋まで名鉄を利用する方法もあります。

ただし、旅のスタート地点が京都や大阪なら、豊橋までの普通乗車券を買うと、青春18きっぷの1日分のねだんを上回ってしまいます。したがって、素直に青春18きっぷを2日分利用するほかありません。

青春18きっぷを短距離でも使う

青春18きっぷは5日分あります。これを使い切ることを考えれば、たとえば行きに小田原までで1日分使ってしまってもいいかもしれません。東京〜小田原間の運賃は1520円ですから、この区間だけで青春18きっぷ1日分(2410円)を消費しても差額は890円にすぎません。5回分のきっぷトータルで考えれば、青春18きっぷを使ったほうが有利になる場合もあります。

「ムーンライトながら」をさらに安く利用する裏技

下り列車の場合、「日付が変わる駅」までのお金を少しでも節約するには、小田原から「ながら」に乗るという手があります。

具体的には、東京22時52分発の普通熱海行に乗り、 小田原でムーンライトながらに乗り継ぎます。 熱海行は各駅停車ですから、日付が変わる駅は小田原より手前の大磯です。したがって、「東京→大磯1170円」+「青春18きっぷ1日分」で済みます。

東京〜小田原には小田急もありますので、東京西部方面からなら、小田急のほうが安くつく場合も多いでしょう。

「ムーンライトながら」快適な利用法

「ムーンライトながら」の車内を快適に過ごすには、以下のものを持参するとよいでしょう。

アイマスク
「ムーンライトながら」は一晩中車内は明るいままです。ですから、眠りたいならアイマスクは必要です。
ネックピロー
首を固定すると眠るとき楽です。ネックピローはあると便利でしょう。
耳栓
車内はそれほどうるさくはありませんが、若い人が多い列車なのでうるさいこともありますし、電車のレール音がうるさいことがあります。持っていくと多少は寝付きが楽になるでしょう。
食べ物、飲み物
深夜を走る列車なので、途中で車内販売などはありませんし、駅の売店も始発駅以外は閉まっています。飲み物は途中駅で自動販売機で買えますが、食べ物は手に入りません。

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